2024/09/21-22 スポーツランドSUGO

Round.6 2024/09/21-22
スポーツランドSUGO(3,586m)SUGO GT 300㎞ RACE

GT300QUALIFYFINALTeam RankingDriver Ranking
Position2位5位17位13位

RACE REPORT

■9月21日(土)天候:雨 │ コース:ウエット │ 観客動員数:予選8,900人

ウエット走行のなか堅実に上位を狙う

2024年 SUPER GT シリーズ第6戦が、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。第5戦鈴鹿が台風の影響で12月に延期となったことで、約1カ月半のインターバルとなった。#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは、悪天候のなか、ウエットタイヤでのセッティングに集中した。


<公式練習  9:15~10:50>
タイヤとセッティングをウエットコンディションに合わせて、まずは山内英輝が走り始める。気温・路面温度共に低く、思うようにグリップが出せない状況で、セッティングとタイヤ仕様を変え果敢に攻めてタイムは上昇。少し雨足が弱まったタイミングでタイムを一気に伸ばし、1分29秒956の2番手タイムを出して井口卓人に交代。再び雨が強まる中、井口はウエットのバランスを確認しセッションを終了した。

<公式予選>
午前中よりさらに雨足が強まったため予選は中止となった。スターティンググリッドは公式練習のタイム順となり、2番手スタートを獲得した。なお、GT500クラスのポールポジションは#38 KeePer CERUMO GR Supraが、GT300クラスは#20 シェイドレーシング GR86 GTが獲得した。

監督:澤田 稔
「強い雨の中でも両ドライバーがしっかりと車両のパフォーマンスを出して、良いポジションが獲得できました。明日の決勝もウエットが予想されますが、タイヤのパフォーマンスも良く、好調を維持して上位を目指します。」

■9月22日(日)天候:雨/晴れ │ コース:ウエット/ドライ │ 気温/路温 開始:19℃/24℃、 終盤:19℃/22℃ 観客動員数:決勝16,000人

タイヤチョイスに悩むも確実なレース展開へ

2024年 SUPER GT 第6戦の決勝がスポーツランドSUGO(宮城県)で行われた。昨日よりも強い雨が降り続き、スタート進行が1時間遅れとなった。


<決勝  84Laps/ 14:20~>
スタートは井口卓人が担当。不安定なコンディションの中、トップグループ6台で競いながらレースは進む。路面は徐々に改善され、34周目にピットイン、スリックタイヤへ交換し山内英輝を送りだす。山内はタイヤを温めながら徐々にペースを上げ、全体ベストのタイムでレースを進める。しかし、他車のクラッシュによりFCY~SC運用となり、このタイミングにピット作業を行った車両に先行される。山内はSC解除後もペースを維持し追い上げるも挽回ならず、5番手でチェッカーを受けた。なおGT500クラスの優勝は#37 Deloitte TOM‘S GR Supraが、GT300クラスは#65 LEON PYRAMID AMGが制した。

監督:澤田 稔
「路面コンディションと天気予報から荒れたレース展開を予想し、タイヤ選択やピットタイミングなど悩ましい場面はありましたが、ドライバーの好判断と果敢な攻め、迅速なピット作業で、良い展開でレースができました。順位としては悔しい結果ではありますが、この良い流れのまま次戦に挑みます。」

ドライバー:井口 卓人
「土曜日は大雨で予選がキャンセルになり、日曜日も朝から大雨になりスケジュールはディレイ。レースがスタートする頃には天気が急に回復していき、難しいコンディションでのレースになりましたが、タイヤ選択や作戦などを含めて、チームと共に良いレースができたと思っています。今年は一度も完走できずに悔しいレースが続いていましたが、ようやく完走しポイントを取る事ができてホッとしています。ですが、我々は優勝を目指してやっていますので、引き続き集中して頑張っていきます。」

ドライバー:山内 英輝
「天候に大きく左右されるレースウイークとなりましたが、チームの素晴らしい判断で練習走行から決勝まで、しっかり流れを掴みながらレースをする事ができました。決勝のSCだけが良い方向にはならなかったですが、今年初ポイントを獲得。ここからもっと良い流れを掴んでいけるように頑張っていきたいと思います!」

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