2024/08/03-04 富士スピードウェイ

Round.4 2024/08/03-04
富士スピードウェイ(4,563m) FUJI GT 350㎞ RACE

GT300QUALIFYFINALTeam RankingDriver Ranking
Position9位24位27位17位

RACE REPORT

■8月3日(土)天候:晴れ │ コース:ドライ │ 気温/路温Q1開始時 33℃/54℃、 Q2開始時32℃/53℃ 観客動員数:予選20,600人

予選9位にとどまる

2024年 SUPER GT シリーズ第4戦が、富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは、2ケ月のインターバル中にテスト走行を実施。テストで得た結果をもとに、高路面温度に合わせたセッティングで予選に挑む。SGTの予選前に開催されたF4レースで、コース上にオイル処理がなされたことをうけ、Q1-A組B組の路面状況差が大きいと判断され、今回の予選はタイムの合算はなく、Q2のリザルトで順位が確定することとなった。


<公式予選 Q1 Group B/ 14:30~14:40>
公式練習で車両バランスの好感触を得て、Q1を山内英輝が担当。路面の一部が悪い状況下でのアタックとなったが、山内はタイヤを丁寧に温め、計測4周目にアタックし、1分38秒195のトップタイムを叩き出した。

<公式予選 Q2 Group 1/ 15:41~15:51>
Q1の車両バランスと路面状況からQ2に向けてセッティング調整を行い、Q2を井口卓人に託す。井口も丁寧にタイヤを温め、計測3周目と4周目にアタックするが、ユーズドタイヤでのタイムは伸びず、1分38秒530のタイムで9番手となった。なお、GT500クラスのポールポジションは#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R GTが、GT300クラスは#65 LEON PYRAMID AMGが獲得した。

監督:澤田 稔
「路面コンディションとの合わせ込みは、もっと大きく変化させるべきだったか、データを分析して明日のレースセッティングに活かします。決勝はタイヤの熱垂れや摩耗が厳しい事が想定されるので、入念に検討してレースに備えます。」

■8月4日(日)天候:晴れ │ コース:ドライ │ 気温/路温 開始:35℃/56℃、 終盤:31℃/50℃ 観客動員数:決勝31,600人

初の350㎞スプリントレースで上位を目指す

2024年 SUPER GT 第4戦の決勝が富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。朝から気温も路面温度も上昇し、タイヤ・車両・ドライバーすべてに厳しいレースとなることが予想された。


<決勝  77Laps/ 14:35~>
今回のスタートは井口卓人が担当。オープニングラップの13コーナーで後続車に追突され、エアロパーツを大きく破損。翌周にピットインし、緊急修理を施しコースへ戻すが、既に2周遅れの状況で単独走行となる。井口はエアロパーツが破損した状況でも安定したタイムで走行を続けていたが、車両修復時に作業違反と判定されるミスがあり、ドライブスルーペナルティを余儀なくされた。再度コースイン後、フルコースイエロー(FCY)となり80km/hで走行ののち、FCY解除になった際に車両側の制御が解除できないトラブルが発生する。再びピットインし応急処置を施し、山内英輝に交代、タイヤ交換と給油を行い、チェッカーを目指す。エアロパーツ破損の影響がある中、山内はトップグループに近いタイムで最後まで攻め続け、24番手でチェッカーを受けた。なおGT500クラスの優勝は#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R GTが、GT300クラスは#65 LEON PYRAMID AMGが制した。

監督:澤田 稔
「レース中にイレギュラーが起こる可能性は常にあり、それを想定した上でのトラブルシューティングやシミュレーションが重要で、それらがまだ不足している事を認識しました。すべてに関して対応策を即検討し、次戦に向け準備します。」

ドライバー:井口 卓人
「公式練習ではセッティングをトライしていく中で、予選では戦える車両になったと思います。しかしQ2でタイムを上げることができず9番手、決勝も1周目の混戦の中で追突されてエアロパーツを大きく損傷し、ピットインすることになりました。その後もドライブスルーペナルティやトラブルが重なってしまい順位を大きく落としてしまいました。後半の山内選手のペースは素晴らしかったですし、次戦に向けてはタイヤ選択を含めて良いデーターが取れたと思います。今年は色々と結果に繋がらないレースが続いていて気持ちも苦しいですが、チームと共にこの状況を乗り越えて皆なで笑いたいです。」

ドライバー:山内 英輝
「今回も厳しいレースウィークとなってしまいました。公式練習でチームが予選に向けてセット変更をしてくれたおかげで、Q1はトップで通過することができました。ただ、そこからうまく流れをつかむことができず、苦しい週末となってしまいました。次戦の鈴鹿は練習走行からトップを譲らない完璧なレースウィークを過ごせるように、自分自身も頑張りたいと思います。」

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