2024/11/02-03 モビリティリゾートもてぎ

Round.8 2024/11/02-03
モビリティリゾートもてぎ(4,801m)MOTEGI GT 300㎞ RACE

GT300QUALIFYFINALTeam RankingDriver Ranking
Position5位-位18位16位

RACE REPORT

■11月2日(土)天候:雨 │ コース:ウエット │ 観客動員数:予選12,300人

前戦のクラッシュから短期間で車両復帰して挑む

2024年 SUPER GT シリーズ第8戦が、モビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催された。公式練習からウエットコンディションでの走り出しとなる。前戦のブレーキトラブルに対策した箇所を確認しながら車両バランスを整えてゆく。コースアウトする車両が続出する悪コンディションの中でも着実に予選に向けたセッティングを進め、ウエット予選に備えた。


<公式予選 Q1 / 14:00~14:20>
今回のQ1は井口卓人が担当。雨量に合わせたソフトウエットタイヤで路面状況を確認しながら徐々にペースを上げ、計測7周目に2分01秒656の11番手タイム、更にセクタータイムを大きく縮めながら攻め込んで行くも、コースアウト車両が続いたため赤旗中断となり、そのままQ1が終了となった。

<公式予選 Q2 U14 / 15:06~15:16>
Q1で車両バランスが良い事を確認できたので、山内英輝はQ1と同じ仕様のタイヤでQ2に挑む。コース上の雨は減っており、山内はアウトラップからハイペースで攻め込み、計測1周目に1分58秒068のトップタイムを出す。しかしライバル勢も周回ごとにタイムを上げ、山内のタイムを上回る。山内はクールダウン後、再度アタックに入るが悔しくもタイム更新できず5番手でQ2を終えた。なお、GT500クラスのポールポジションは#64 Modulo CIVIC TYPE R-GTが、GT300クラスは#31 apr LC500h GTが獲得した。

監督:澤田 稔
「悪いコンディションでしたが、ドライバーがしっかり攻め込んでくれた結果で、今日できるベストは尽くせました。明日のレースに向けて、まずはマシンメンテナンスを確実に行い、決勝に備えます。」

■11月3日(日)天候:晴れ │ コース:ドライ │ 気温/路温 開始:21℃/32℃、 終盤:21℃/31℃ 観客動員数:決勝30,000人

晴天で迎えた決勝、タフなレース展開を想定

2024年 SUPER GT 第8戦の決勝がモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で行われた。SUBARU BRZ R&D SPORTは、ウォームアップ走行でドライタイヤとドライセッティングを確認、良い状態をつかみ、決勝に挑む。


<決勝  63LAPS / 13:00~>
スタートドライバーは井口卓人が担当。スタート周から果敢に攻め4番手に順位を上げる。トップから10番手まで均衡したペースでレースは進み、17周すぎに上位陣はピットに入りはじめる。この間に井口はスパートをかけ25周目にピットイン、タイヤを新品に替えて山内英輝を送りだす。タイヤ無交換の車両もあり、いったん9番手に順位落とすが、山内はアウトラップからハイペースで攻め、29周目には8番手、更に毎周1秒以上速いペースで上位グループに追いつきチャンスを伺うが、徐々にグリップ低下とブレーキの制動が悪化していき、40周目の90度コーナーのブレーキングで止まり切れずオーバーラン、41周目の1コーナーでブレーキローターが破損し、スピンコースアウトしストップ、リタイアとなった。なおGT500クラスの優勝は#36 au TOM’S GR Supraが、GT300クラスは#88 VENTENY Lamborghini GT3が制した。

監督:澤田 稔
「レース中盤まで想定に近いレース運びができ、後半勝負に入るところでブレーキトラブルの発生。前戦から時間の許す限りの対策をしてきましたが、新たな問題が生じた可能性もあり、問題解決を最優先として次戦対策を準備します。」

ドライバー:井口 卓人
「まず、前戦のオートポリス大会で車両に大きなダメージがありましたが、メカニックさんの頑張りで、もてぎ大会を走る事ができ、本当に感謝しています。予選はウェットタイヤのパフォーマンスも高く、5位を獲得できました。決勝は例年より気温、路面温度も高く、車両重量も前年よりも重い状態でしたが、スタート直後からタイヤのウォームアップの良さを活かしポジションを上げ、攻めのレースができました。山内選手に交代してからもポジションを上げましたが、またブレーキにトラブルが出てしまい、車両やタイヤの調子が良かっただけに本当に残念です。次戦の最終戦に向けてしっかりと準備を進めていきたいと思います。」

ドライバー:山内 英輝
「予選までは、順調に進める事ができたのですが、決勝ではトラブルが出てしまい、リタイアとなってしまいました。チームの頑張りを身近で見ている分、心苦しい部分がありますが、次戦鈴鹿までに原因をしっかり見つけて、自分達の本来の姿に戻れるように頑張りたいと思います。」

GALLERY