2023/09/16-17 スポーツランドSUGO

Round.6 2023/9/16-17
スポーツランドSUGO(3,586km)

GT300QUALIFYFINALTeam RankingDriver Ranking
Position3位4位6位7位

RACE REPORT

■9月16日(土)天候:曇り コース:ドライ 気温/路温:Q1開始時 26℃/29℃、 Q2開始時28℃/30℃ 観客動員数:予選9,400人

得意のSUGOでトップを狙う

2023年 SUPER GT シリーズ第6戦が、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。第5戦鈴鹿でのポイント獲得と車両性能調整により車重が51㎏重い状態となり、車両のシャープさが減ったが、それをタイヤとセッティングで補うよう調整を進め予選に挑む。


<公式予選 Q1 B組/ 14:58~15:08>
予選1回目の前に雨が降り、A組は全車ウエットタイヤでアタックするが路面は乾き始めた。今回はB組で、担当する井口卓人はスリックタイヤを選択。路面の状況を確認しながら徐々にペースを上げ、計測3周目に1分19秒364、更にペースを上げ計測5周目に1分18秒849の好タイムを出し、2番手でQ1を通過した。

<公式予選 Q2 / 15:33~15:43>
Q2を担当する山内英輝はトップを目指して果敢に攻め、計測2周目に1分17秒855のトップタイムを叩き出すが、直後にタイムを更新され3番手で予選を終えた。なおGT500クラスのポールポジションは#8 ARTA MUGEN NSX-GTが、GT300クラスは#96 K-tunes RC F GT3が獲得した。

監督:澤田 稔
「公式練習から車両のバランスも良い状態でしたが、車両が重くなった影響が顕著に出ました。しかしドライバーもエンジニアもベストを尽くしました。明日は3番手のポジションから逆転トップを目指します。」

■9月17日(日)天候:雲り コース:ドライ 気温/路温:開始=28℃/33℃、終盤=26℃/30℃ 観客動員数:決勝18,500人

2年ぶりの優勝を目指し攻めのレース

2023年 SUPER GT 第6戦の決勝がスポーツランドSUGO(宮城県)で行われた。タイヤへの負荷が高いここSUGOで、いかにタイヤを持たせ安定したラップタイムで走れるかが重要なポイントである。


<決勝  78LAPS / 13:30~>
今回のスタートは井口卓人が担当。スタート直後から順位に変動はなく上位4~5台で安定したペースで周回を重ねるが、20周過ぎからトップ車両のペースが落ち始めた。井口のソフトタイヤもきつくなり、ペースを上げられず苦戦、早めのピットイン戦略に切り替え、28周目に山内英輝へバトンタッチし、ハードタイヤに交換。順位をいったん11位まで下げるが、毎周速いペースで追い上げる。途中大きなラッシュによる赤旗中断はあったが、レース再開後も怒涛の追い上げを見せ、57周目には5番手まで順位を上げる。残り20周をさらに攻め続けるが、ラップタイムは上位とほぼ同等で均衡したまま5位でチェッカーを受ける。レース後の車両検査で、トップ車両の違反が判明し、該当車両は失格、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは4位となった。なおGT500クラスの優勝は#8 ARTA MUGEN NSX-GTが、GT300クラスは#52 埼玉トヨペット GB GR Supra GTが制した。

監督:澤田 稔
「厳しいレースでしたが、タイヤ戦略やピット作業のミスもなく、両ドライバーも100%攻め切っての4位は価値があります。今回の結果をしっかりとまとめ、次戦オートポリスに活かします。」

ドライバー:井口 卓人
「練習走行、予選共に非常に流れが良く、車両のセッティングもレースウィークを通して良かったと思います。決勝は、想定以上にタイヤのグリップダウンが早く、トップを追うどころか、後ろを守る展開で本当に苦しかったです。山内選手がハードタイヤを履き長いスティントになってしまいましたが、ポイントを獲れるか取れないか微妙なポジションから5位までBRZを押し上げてくれました。優勝する事しか考えていませんでしたので求めていた順位ではありませんが、チームと共に今できる最大限のレースをする事ができたと思います。次戦も引き続き優勝を目指して頑張りたいと思います。」

ドライバー:山内 英輝
「重たい状態の中、予選も良い順位を獲得できたことは良かったと思います。決勝ではタイヤの摩耗も厳しく、ドライバー交代後にコースに戻ると実質11位まで下がっていました。その中でも何とか追い上げ、4位まで順位を戻せたのは良かったと思います。次戦は、オートポリス。まだ勝ち星がないので、ここで勝てるように集中して頑張りたいと思います。」

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