2023/11/04-05　モビリティリゾートもてぎ

Round.8 2023/11/04-05
モビリティリゾートもてぎ（4,801km）

GT300	QUALIFY	FINAL	Team Ranking	Driver Ranking
Position	4位	10位	7位	8位

RACE REPORT

■11月4日（土）天候：晴れ　コース：ドライ　気温/路温：Q1開始時 23℃/29℃、 Q2開始時23℃/27℃　観客動員数：予選15,600人

季節外れの気温でタイヤ選択に悩まされた予選

２0２３年 SUPER GT シリーズは、第８戦をモビリティリゾートもてぎ（栃木県）で迎えた。公式練習から２種類のタイヤそれぞれに合わせたセッティング調整を時間いっぱい行い、その結果予選向けのバランス向上が見えた。

＜公式予選　Ｑ１　A組/　１４：２０～１４：３０＞
＃６１ SUBARU BRZ R&D SPORTは Q１ A組。今回も井口卓人が担当。公式練習でのシミュレーションどおり、計測３周目にアタックに入り、１分４７秒３０３の６番手タイムでQ１を通過した。

＜公式予選　Ｑ２　/　１５：１３～１５：２３＞
Q１後の井口のコメントをもとにセッティングを調整し、山内英輝をコースへ送りだす。計測３周目にアタックし、１分４５秒９４０の好タイムをマーク。しかしライバル勢のペースも上がり、結果４番手となった。なおGT５００クラスのポールポジションは＃３　Niterra MOTUL Zが、GT３００クラスは＃２　muta Racing GR８６　GTが獲得した。

監督：澤田　稔
「想定外の路面温度で、公式練習から車両セッティングに悩まされましたが、全員の努力で得た２列目のスタートポジションは悪くないです。明日のレースはタイヤ無交換車両などライバルの動きも見据え戦略を検討します。」

■11月5日（日）天候：晴れ/雨　コース：ドライ/ウエット　気温/路温：開始＝23℃/28℃、終盤＝20℃/24℃　観客動員数：決勝30,000人

天候不順なコンディションで今年いちばんの我慢のレース

２０２３年 SUPER GT 第８戦の決勝がモビリティリゾートもてぎ（栃木県）で行われた。決勝スタート直前に雲に覆われ、波乱のレース展開が予想された。

＜決勝　　63LAPS　/　１３：0０～＞
今回のスタートは山内英輝が担当。レース序盤は上位３台を追従し進んだが、５周目に予報より強い雨が降り、高路温向けタイヤでスタートした山内のペースが落ちた。早めに雨は止んだが路面状況は復帰せず、順位を落としつつ３２周目まで我慢のレース展開となった。レース後半、井口は１２位でコースへ戻り、冷えた路面に苦しみながら順位を取り戻すべく果敢に攻める。上位との差を少し縮めるが、終盤に再び大粒の雨が降り出しペースダウン。ウエットタイヤに交換する車両もある中で、井口はスリックタイヤで粘り続け、１０位でチェッカーを受けた。なおGT５００クラスの優勝は＃３６　au　TOM’S　GR　Supraが、GT３００クラスは＃８８　JLOC　ランボルギーニ　GT３が制した。 ＃６１　SUBARU　BRZ　R&D SPORTは、ドライバーランキング８位、チームランキング７位で今シーズンを終了した。

監督：澤田　稔
「厳しいレース展開の中でドライバーは最後まで力を出し切ってくれました。最終戦でもっと見ごたえのあるレースを目指しましたが、我慢のレースとなりました。もっと強い車両づくり・強いチームを目指します。今年もたくさんの応援いただき感謝いたします。ありがとうございました。」

ドライバー：井口　卓人
「BRZ GT300の速さを活かすことができなかった週末になってしまい、悔しさが残るレースでした。ただ、山内選手が苦しい中、ロングスティントをこなしてくれましたし、チームも最善の作戦を考えてくれて、なんとか１０位に入りポイントを獲得することができました。シーズンを通して望んでいた結果を出す事ができませんでしたが、様々な状況のなかでチームと共に力強く戦えた事に誇りを持っています。間違いなくチームの総合力は年々上がっていますし、またこのメンバーでシリーズチャンピオンを獲りたいと思えたシーズンでした。たくさんの応援が力になりました。1年間、応援ありがとうございました。」

ドライバー：山内　英輝
「決勝１０位で終えました。花を咲かせられず悔しい１年となりましたが、ただ、今年もたくさんの声援をいただいて走れたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。来年こそは、たくさん花を咲かせられるように、このオフシーズンに準備を頑張りたいと思います。本当に今年も１年間、応援ありがとうございました！」

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